お役立ちコラム

DAMとJOYSOUND、それぞれの特徴と違い

DAMとJOYSOUND、それぞれの特徴と違い
業務用カラオケを導入する際、多くの方が悩まれるのが「DAMとJOYSOUND、どちらにするか?」という問題です。どちらも日本のカラオケ業界を牽引する大手メーカーですが、それぞれに特徴があります。

「結局どっちがおすすめなの?」「うちのお店にはどちらが合うの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、両社の違いを分かりやすく比較解説します。この記事を読めば、あなたに最適なカラオケシステムを選ぶヒントがきっと見つかるはずです。

DAMとJOYSOUNDの主な特徴

DAM(第一興商)

  • 業界最大手の老舗メーカー
  • 楽曲数約34万曲以上(最新機種)
  • 高品質なライブ音源と豊富な本人映像
  • 充実したエフェクト機能
  • 採点機能「精密採点」が人気

JOYSOUND(エクシング)

  • エンタメ機能が豊富
  • 楽曲数約36万曲以上(最新機種)
  • ハイレゾ対応音源(一部機種)
  • アニメ・ボカロ楽曲が充実
  • 採点機能「全国採点」が人気

DAMは1973年に設立された第一興商が運営する、業界最大手のカラオケブランドです。長年の実績と技術力により、全国の業務用カラオケ市場で高いシェアを誇っています。一方のJOYSOUNDは、エクシングが展開するブランドで、技術革新と使いやすさで着実にシェアを拡大しています。

両社とも通信カラオケのパイオニア的存在で、インターネット回線を通じた楽曲配信システムを早くから導入。現在も月に数百曲の新曲を追加し続けており、常に最新の楽曲を楽しめる環境を提供しています。

楽曲数とラインナップの特徴

楽曲数比較(最新機種の場合)

DAM

約34万曲以上

JOYSOUND

約36万曲以上

楽曲数だけを見ると、JOYSOUNDが上回っていますが、それぞれの収録曲のジャンルに特徴があり「どんな楽曲が充実しているか」が異なります。また、JOYSOUNDにはオリジナル楽曲の登録や対応機種にて歌唱ができるサービス「うたスキ ミュージックポスト」もあります。

DAMの楽曲の特徴

最新ヒット曲から演歌・歌謡曲まで、世代を問わず人気の王道曲を幅広く網羅しており、幅広い年代のお客様に人気があります。特に演歌や歌謡曲のラインナップは業界随一。

JOYSOUNDの楽曲の特徴

業界最多の曲数を誇り特にアニメソングやボカロ楽曲に強いこともあり比較的若い層に人気があります。希少なアーティストの楽曲などにも力を入れており幅広いジャンルの楽曲が充実しています。

最近では両社とも楽曲の偏りを解消する努力をしており、DAMでもアニメソングを積極的に追加し、JOYSOUNDでも演歌のラインナップを充実させています。とはいえ、それぞれの得意分野は明確に存在するため、お店の客層に合わせて選ぶのがベストです。

音質と映像の違い

カラオケの楽しさを左右する重要な要素が音質と映像です。両社それぞれに特徴があります。

DAMの音質・映像の特徴

DAMはリアルな音響再現が得意でライブサウンドに定評がある他、最新機種では従来の音源に最新の生演奏を組み合わせたハイブリッド演奏方式を採用するなど重厚感のあるサウンドが特徴です。また、本人映像やライブ映像の豊富さが業界随一でアーティストの魅力を存分に味わえる点も特徴です。

JOYSOUNDの音質・映像の特徴

業界初のハイレゾ音源対応の機種を生み出したほか、最新機種では日本フィルハーモニー交響楽団のサウンドを音源化したカラオケ専用生音源を搭載するなどクリアなサウンドが特徴です。JOYSOUNDでは公式ミュージックビデオやライブ映像も充実しており観て楽しめるコンテンツの充実も特徴です。

実際の音質差は、一般的な使用環境ではほとんど感じられないレベルまで両社とも向上しています。

採点機能の違い

現在のカラオケに欠かせない機能の一つが採点機能です。両社とも独自の採点システムを開発しており、それぞれに特徴があります。

DAMの「精密採点」

音程、安定性、抑揚、ロングトーン、テクニックを総合的に評価。厳しめの採点で知られており、高得点を取るのが難しい反面、上達の実感を得やすいシステムです。

JOYSOUNDの「全国採点」

全国のユーザーとの比較ができる採点システム。音程やリズムを重視した採点で、比較的高得点が出やすく、初心者でも楽しめる設計になっています。

採点機能の選び方は、お店の客層によって変わります。歌に自信のある方が多い場合はDAMの精密採点が盛り上がりますし、気軽に楽しみたい方が多い場合はJOYSOUNDの全国採点がおすすめです。

どちらがおすすめ?選び方のポイント

DAMがおすすめのお店

スナック、バー、大人中心の居酒屋など、40代以上のお客様が多いお店。演歌や昭和の名曲をじっくり楽しむ時間がある環境。落ち着いた音場づくりでお客様一人ひとりの歌声を"聴かせる"運用を重視したいお店など。

JOYSOUNDがおすすめのお店

若い世代の利用が多い居酒屋やガールズバー、アニメなどコアなファンが集まるコンセプトバーなど、お客様と一緒に盛り上がる一体感を演出したいお店。業界トップクラスの楽曲数や多彩なエンタメ機能を活かして、常に新しい楽しさを提供したいお店など。

両メーカーとも業務用として音質・曲数・機能は充実しており、上記は客層や演出方針から見た相性の目安とお考えください。重要なのは、導入環境のコンセプトや利用者層に合わせて選ぶことです。

迷った時の決め手

DAMとJOYSOUNDで迷われた場合、以下のポイントを参考に決めることをおすすめします。

利用者層を考慮する場合

「誰が歌うか」を考慮して、メインとなる利用者層に人気のある楽曲の傾向や機能などから決める。

近隣店舗を参考にする場合

競合店と同じ機種を選ぶか、あえて違う機種を選んで差別化を図るか。地域の傾向も考慮して決める。

将来性を考慮する場合

新機能の追加頻度や、技術革新への対応力を見る。どちらも継続的に改善されているが、アプローチが異なる。

サポート体制を重視する場合

地域のサポート体制や、代理店の対応力を確認。当社のような正規代理店なら、どちらでも同レベルのサポートを提供。

最適なカラオケ選びをサポートします

DAMとJOYSOUNDの違いを理解していただけたでしょうか。どちらも優秀なシステムですが、利用用途や利用する客層、その他環境などによって最適な選択は変わります。

私たちは両社の正規代理店として、お客様のニーズに合わせて最適なプランをご提案いたします。導入前には実際の機器をご確認いただくことも可能で、楽曲の検索や音質を体験していただけます。

「どちらが良いか分からない」「実際に試してみたい」「見積もりを比較したい」など、どんなご相談でもお気軽にお声かけください。全国対応で、成約後最短3日での設置実績もあります。

あなたに最適なカラオケ導入プランを見つけるお手伝いをさせていただきます。